アニマルレフュージ関西
Animal Refuge Kansai

https://www.arkbark.net/

■団体の活動について

動物を愛し、共に生き、積極的に救い出そうとしている人たちのネットワークを作ることを目的に1990年に設立された動物保護団体アニマルレフュージ関西(以下、アーク)。設立以降、6,000頭以上の動物たちを新しい家族に譲渡してきました。

立ち上げたのは、英国人のエリザベス・オリバーさん。1995年の阪神淡路大震災はアークにとって試練であり、分岐点となりました。被災地からきた600頭を超える動物に対応し、突然許容量の数倍にまで動物が激増。この様子がマスコミを通じて日本中に広がり、多くの方の援助により設備やスタッフを強化することとなりました。

現在は、初めてシェルターを構えた大阪府能勢町の他に、事務所のみで活動している東京アーク、兵庫県丹波篠山市にシェルター建設中の篠山アークの3拠点で活動をしています。

■東京アークスタッフの秋山さんとジュリーさんにお聞きしました

犬は環境の変化に柔軟
秋山さんは異業種からのボランティア時期を経て、アークへの本格参加を決めました。活動の中で知る、日本の動物福祉の遅れ、動物の先にいる”人”と向き合うことの難しさ。

理不尽な理由で動物を安易に放棄する人、劣悪な環境でブリーダーをしている人…複雑な感情と隣り合わせの毎日の中、犬や猫が新しい家族に出会える”達成感”はこの上ないといいます。

「シェルターに保護された動物はかわいそうと思うかもしれませんが、彼らは前しか見ていないです。その姿を実際に見てもらえたらパワーをもらえますよ。犬や猫の方が環境の変化に柔軟なんですよ。人の方がよっぽど大変!」

と茶目っ気のある笑顔で話してくれました。
動物が連れてくる幸せは人にも伝わる
ジュリーさんは2008年に、アークの活動に携わりはじめました。ボランティアとして関わるうちに、私立学校の専任教諭の傍らアークの理事も勤め現在は非常勤講師と並行してアークのディレクターとして活躍されています。

“教育で変わる”その信念をもとに、生徒達の郊外学習の場や教材としても、精力的にアークの活動を広めているそうです。

「動物が連れてくる幸せな気持ちは人に伝わるんです。保護犬たちが新しい家族に出会えた今までの素敵な経験が、これからの私の“原動力”です。」
アークさんの事務所にてジェリーさん(左)と秋山さん(右)とゆずちゃん
犬との暮らしで生活が健康的に
BUY ONE SAVE ONE代表の山崎も里親の一人。
「たしかにマキ(山崎の家のシュナウザー犬)が来てから、我が家も夫婦円満かも。まず会話が増えましたね。結局マキの話ばかりしてますけど!」と納得していました。

ジュリーさんと秋山さんは、犬や猫を送り出した里親の方と、継続してやりとりをすることも多いといいます。

犬と暮らしはじめてから「早寝早起きや食事の時間など規則正しい生活になったよ」とか、「散歩で運動量も増えて健康的に痩せた」と耳にする機会があって嬉しいですと。その表情に“達成感”や“原動力”の一端が垣間見えました。

 秋山さんがアークのスタッフになる時、ジュリーさんは「ゆっくり考えたらいい。」と決断を急かさなかっといいます。

東京と大阪での情報連携の様子や会話からも、「よりよくする」ためにスタッフ同士言うべきことは言う、切磋琢磨する風土を感じました。信頼関係があるからこその、抜群のコミュニケーションと風通しのよさ。

2016年5月には認定NPO法人を受け、寄付金の控除対象となり今後も活動の輪を広げ進んでいくのだと思います。
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