NPO法人 せいぼじゃぱん
 ウォームハーツコーヒークラブ
WARM HEARTS COFFEE CLUB

https://www.charity-coffee.jp/

アフリカ・マラウイの子供たちに健康的な給食提供するために

今回BUY ONE SAVE ONEに素晴らしいパートナーが加わりしました!WARM HAERTS COFFEE CLUBはNPOせいぼじゃぱんが展開するコーヒーブランドです。アフリカ・マラウイ産のAA級のランクのスペシャリティコーヒーを販売しています。

そして、彼らの凄さは、「売り上げの100%を寄付に回す」こと!!!???この寄付は、アフリカ・マラウイの子供たちの学校給食の為に役立たれています。また、コーヒーが日本で売れれば、現地雇用の確保が出来、貧困という問題への解決にも繋がります。

100%寄付!!???どうしたらそのような仕組みが成り立つのか?? NPO法人「せいぼじゃぱん」代表の山田さんにお話を伺いました。
利益の90%をチャリティーに回すイギリス通信会社MOBELL社の存在
実は山田さんはイギリスの通信会社MOBELL JAPANの社員でもあります。
同社は、私たちが海外に行く際現地で使用できる携帯電話の提供サービスや来日する外国人向けに日本の携帯番号のSIMカードの販売を手掛けるイギリスの通信会社です。

海外出張の多い方は、MOBELLの携帯電話を使っていたことあるかもしれませんね。この企業の凄いところは、利益の90%はチャリティーに回し、社会活動を行うこと。本来であれば、利益は株主に還元されますが、そうではなく社会活動に使う!!

そんな企業があるとは驚きです。その社会活動の一つが、山田さんが代表を務めるNPO法人「せいぼじゃぱん」です。MOBELLからの活動資金をベースに、マラウイからの豆の輸入、焙煎、出荷を様々な企業の協力の下、売り上げの100%を寄付にする仕組みを構築しています。
MOBELL創業者トニーとの出会い
山田さんの活動は、大学時代に出会ったMOBELL創業者トニーとの出会いからでした。講演のために来日していたトニーとたまたま話をする機会を得た山田さん。

トニーがマラウイで職業訓練センターを運営していることを知り、また突然「マラウイにいきたいか?」と言われたそうです。そして、2か月後の2017年にMOBELL入社。入社を決断したのは、トニーの次の言葉でした。

「Doing Charity by Doing Business」

当時のことを山田さんはこう振り返ります。「まっすぐな目線でこの言葉を言われた時、この言葉が素直に自分の中に入っていったのを思い出します。」当初は、MOBELLの営業をしながら、せいぼじゃぱんの活動を両立させることに苦労されたそうです。

しかし、山田さんの不屈の努力と日本の来日外国人の増加に伴い事業も軌道に乗り始め2018年にマラウイ産コーヒーの本格的な販売を開始しました。
マラウイの抱える課題
マラウイはアフリカ大陸中央に位置する人口1800万人の国です。18歳未満の人口は全体の54%を占める若い世代の多い国でもあります。

主な産業は農業で、日本のマカデミアナッツの輸入の18%はマラウイ産とのこと。また、高山地域では寒暖の差が大きく、コーヒーを育てるには最適な環境でもあります。一方で、多くのアフリカ地域と同様に、貧困という問題があります。

一つは農業以外の産業発展していない為の経済力が弱いこと。もう一つは教育が行き届いてないことから、新しい産業を生み出す人材の輩出が難しいこと。

コーヒーの販売を増やし雇用を確保し、また子供たちに給食の提供を通して、「学校に行きたい!」という子供たちを増やし、就学率を上げること。「せいぼじゃぱん」はこの二つの課題をコーヒーの販売を通して、解決を目指しています。
今後の展望
山田さんに今後の目標、展望をお聞きしました。
「コーヒーを通してもっとマラウイを知ってもらい、私も含めて多くの人々が、日常の中で   学校給食の支援に喜びを感じてもらえるようになって欲しいです。」

お会いした山田さんの印象は、芯の強い青年だなということ。事業への思いを話す山田さんの目は本当にキラキラして、この事業をある意味楽しんでいる印象がありました。

また、彼が発する一言一言には「Doing Charity by Doing Business」を体現したいという気持ちが乗ってきて、聞いてる人を引き付けていきます。向き合う社会課題は違いますが、ビジネスを通して社会課題を解決するという思いは、私たちも同じであり、今後色々と協業できればと思いました。