小さな命を守る会

https://www.chiisana-inochi.com/

団体の活動について

其木洋子さんが代表を務める「小さな命を守る会」は、東京都町田市を起点に、犬を保護し、新しい家族を見つける活動をしています。

2021年には事務所を移転し、緊急事態等に30頭の犬の保護ができるスペースを確保。トリミング設備や、診療設備も完備しました。会を設立して20年以上、1000頭を超える保護犬を新しい家庭のもとに送り続けています。

其木さんにお聞きしました

元気にして新しい家族に見送りたい
話を聞くために事務所に入って、最初に目に入ってきたのは診察台やずらーっと並べられた薬箱でした。

「どんな子でも、元気にして新しい家族のもとに送り出してあげたい。」其木さんの話しが、すぐに肌感で伝わってきました。と同時に、この活動の継続には多額の医療費がかかる現実も早々に知りました。
犬は本当の家族に出会うと顔つきが変わる
20年前、其木さんは「小さな命を守る会」をつくると決めて、次の日には立ち上げていたといいます。昨今の時代に珍しく、代表自らの携帯番号もホームページに掲載。
理由を尋ねると「引き取りや体調不良など相手が困っている時は、緊急事態。電話ですぐ受けられるようにしないと。」

其木さんの携帯電話には各地からのSOSや、里親さんからのあたたかいメッセージなどが次々と寄せられていました。行動力が、活動の道を切り拓いてきたんだと感じました。

「いままでに、引き取ったばかりの犬がやんちゃすぎて、飛びつかれたりで骨を11本折ったこともあるんです。あの時は大変だった!」と笑いながら話す其木さん。
「でも犬はね、本当の家族に会うと顔つきが変わるんですよ!それが本当に嬉しいのよ。」
とにかく引き取ってから考える!
団体の運営継続は、平坦な道ばかりではなかったといいます。でもどんな時も「とにかく犬をひきとってから考えよう!あとのことはどうにかなる!」でここまできたそうです。

其木さんは一緒にいると、周りの人まで元気にしてしまうパワーの持ち主。スタッフの方やボランティアの方など、20年以上にわたって関わる人が増えている理由も納得しました。

「この活動には、自分の想いも時間もかけてきたから、思い入れが違うんです。だから私は、生きてる限りは続けますからね!」

其木さんの届けてくれる言葉はとにかくシンプルでした。話す表情にはやわらかさがありました。そして何より、これからも、この目の前の小さな命たちを守り続ける人なんだと、揺るがない強さを感じました。
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